【2023年 感謝したい事②】旧友との再会

2023年私が感謝したい事の2つ目は、とある旧友との再会。

 

彼とはゲーム上の繋がりで、時にはVC(ボイスチャット)でやり取りしたり、リアルで会って飲み合ったりする仲でしたが、こちらがそのゲームから離れた事が切っ掛けで、徐々に疎遠になっていきました。

 

一応SNS上では繋がってはいるものの、毎年末に「今年もお世話になりました。いつか飲みに行けたらいいね!」とお互い挨拶する程度で、それ以外のやり取りは無い状態。決して喧嘩で疎遠になった訳では無いのですが、かと言ってどちらかが近づくという兆しも無し。このまま何となくの状態で繋がって良いものかと、ぼんやり考える時もありました。

 

そんな状態が数年間続き、迎えた今年の11月。いい加減このやり取りだけが続く程度なら、もうダラダラと彼と繋がるのは諦めようと考え、SNSで彼に飲みのお誘いをしてみました。もしこれで理由も無く断られる位なら、潔く諦められる。そう考えた上での誘いでした。

 

果たして、彼はこちらの誘いを受けてくれるのか。不安が募る中、誘いの連絡から数十分後。彼から「12月ならOK!」という返事が届き、ここで私は「まだ彼とは繋がれる」と言う事を確信し、ひとまず安堵しました。その後は日程・場所の選定等を着々と進め、迎えた12月。新宿で彼と5年ぶりの再会を果たしました。

 

風貌こそ変わっていましたが、感じる雰囲気や空気感はあの頃のまま。久々の再会のはずなのに、久々な感じがしないのが本当に不思議で。合流してから向かった居酒屋まで、気づけば彼と話す事に夢中になっていたような気がします。きっと、ほんのひと時でもあの頃に戻れた事が嬉しかったからなのかもしれません。

 

あの頃の話や近況、今の目標等、あの時話した内容を数えればキリが無いのですが、彼と心行くまで話が出来た時間は本当に楽しかったし、以前と変わらない形で話せたというのが何より嬉しかった。勇気を持って彼を飲みに誘えた事は、間違いなく今年の中で良かったと思える出来事の1つです。

 

私には、昔は濃い付き合いをしていたにも関わらず、今では疎遠になってしまった人達がいます。その中にはずっと会いたいと思える人もいますが、下手に切り出す事で、その人との縁を壊してしまうのが怖い。そんな恐怖心から、今まで自分からその人に対して行動を起こせずにいました。

 

でも、今回のように素直に再会を喜んでくれる人がいる、昔の雰囲気のまま接してくれる彼のような人もいる。今まで関わった人達全てがそうで無いとしても、中にはそう迎えてくれる人もいるんだと、今回の再会で改めて感じました。

 

もし「縁」と言うものが「お互いの思いやり」の上で成り立つものだとしたら、それを繋ぐのも切るのも、きっと自分自身。「縁」は常に壊れやすい物ではあるかもしれないけれど、自分から相手を思いやれるように動いていけば、きっと大切な人との縁を紡ぐ事が出来る。彼との飲み以来、そう考えるようになりました。

 

2024年。私は少しずつ、会いたい人に会えるよう行動を起こしてみようと思います。

自分の趣味から広がった縁や、生活や仕事で繋がった縁。

自分が大切に思える縁こそ、もう風化させる事の無いように。

 

旧友へ。改めてになるけれど、あの日飲みに行けた事は本当に嬉しかったよ。

また近い内に、必ず飲みに行こう。